ジョウビの「今週のお題」

今週のお題に挑戦します。

こんなわたしもゴールド免許

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今週のお題「試験の思い出」

「試験の思い出」といえば、色んな過去がよみがえる。

いい思い出も悪い思い出もある。

その中から3つの思い出を紹介しよう。

ジョウビはそもそも超理系な人間である。それを踏まえた上で読んでいただきたい。

 

その1.雪の坂道編

 

高校3年、つまり大学受験の年である。理系なのに珍しく面接試験があった。

そこで制服に制靴(調べてみたら「せいか」と読むらしいですが、わたしの高校の世界では「せいぐつ?」と呼ばれていました)で試験に向かうことに。当時は靴も高校で定められており、非常に厳しい高校生活であった。。。

その大学は東京の多摩地域にあり、しかも学校自体が山の中腹?山頂?にある。下見を兼ねて、前日に学校まで出かけたが、駅からは徒歩でかなりな急勾配であった。冬の冷え込みも厳しく雨も降ってきた。雪にならなければいい、と思っていたら、案の定。翌試験当日は積雪10cm(うろ覚えだが本人の感覚からしたらこんな感じ)ほどはあろうかと思うほど積もっている。哎呀!なんでこんな制服受験の日に限って積雪…(涙)。しかもまだ降り続いている…。しかたなく元々早めの予定をさらに繰り上げて出発。坂をのぼり始める。滑る…。わが高校の靴は革靴だ。しかも底はツルツルで溝すらない…。ムリだ…。この坂はわたしにはのぼれない…。しかし「ダメだ!ジョウビ!ここでくじけるな!せめてここの坂はクリアせよ!」天の声が頭に響く。しかし道はシャーベット状の雪。足は濡れてびちゃびちゃ、手はかじかみ、雪は降り続ける。17歳にはタクシーなんて選択肢は頭に浮かばなかった。右足を前に進める→右足が下がる。要するに一歩も進みやしないのである。ジョウビはそこでひらめいた!ここには歩行者用のガードレールがある!これだ!

とりあえず手をガードレールにひっかけ、全体重をかけてのぼっていった。そしてなんとか学校までたどり着いた!

しかしよく考えたらかなりな距離の坂道。いま考えたらどうやって学校まで行ったのだろう?不思議でならない。

ちなみにこの時に受けたのは薬学部。将来薬剤師として働くためのコミュニケーション能力を見たくて面接試験を行いたかったのだろうか?

結局遅刻諸続出で面接試験は中止になりましたとさ。

 

 

その2.第一志望に合格も水増し合格

もとより英・国・社が壊滅的に出来の悪いジョウビは、けっして得意ではないが数学と理科が好きで理系を選んだ。理科の中でも好きなのが化学。そこでとある大学の化学科を第一志望に選んだ。チャンスは3回。推薦、本試験(化学科と応用化学科)、後期募集。

  1. 推薦:まったく以てわからず、自分でもダメだという手応えあり→不合格
  2. 本試験:化学科と応用化学科を別々の日に受験。試験教科(?)は同じだったので。苦手な英語はさておいて、と。化学科受験は、化学はほぼ満点かと思われたが数学はほぼ出来ず…。対して応用化学科は、数学はほぼわかったが、逆に化学の出題にクセがありあまりわからず…。自分としてはたぶん両方不合格…。→結果、2通の小さな薄い封筒が届く…(涙)
  3. 後期募集:ここでダメなら「雪の坂道編」とは別の大学の薬学部に行くことになってしまう!動物実験なんて絶対にいやだ!どうしてもここで合格したい!卒業式も終わったのに、進学先もまだ決まらぬまま試験に向かう。英語:まぁまぁ。化学:多分満点。数学(数Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ):大問題4つのうち2つは完璧。もう2つもほぼわかった!うん!手応えあり!今回はいい意味での手応えだ!99%合格じゃない?と思いながら帰宅。合格発表の日、大きな封筒が届く。おぉぉぉ。手がブルブル震える。開封するのにハサミがなかなか入らないくらいであった。やった!合格だ!

しかしこれにはオチがある。入学後、ある授業で事実を教授から聞かされた。後期募集は、間違って予定定員の1.5倍合格者を出してしまったらしい(爆)。

でも、でも、ジョウビは1.5倍でなかったとしても受かっていたはずだと信じたい(真剣)。

ちなみに学部は理工学部。化学科では理科教員免許を取れたが、応用化学科では工業の教員免許しか取れなかった。ジョウビは大卒後2年間は高校化学の非常勤講師をしていたので、最終的に第一志望の化学科に合格して正解であった。

 

その3.教習所編

大学4回生(大学4年目の学生のことを関東では4年生、関西では4回生というらしいですね)の時、運転免許を取りに行った。そこで大の苦手だったのが「S字・クランク」。どうしても苦手で脱輪してしまう。教官は何度も落第していること、ジョウビが理系な学生のことを知っていて「なんで理系な学生なのにこんな簡単なこともできんのや!」と不条理な理由で怒ってきた。できないものは出来ない。とうとうジョウビは泣いてしまった。教官はうろたえていた。しかしジョウビの涙は止まらない。教習時間を終え、結果はその時ももちろん不合格。教習を終えても涙は止まらず、その足で大学の研究室に行っても泣き続けていたジョウビを見た同級生は、声もかけられずにいたそうだ。

そんなこんなではあるがなんとかS字・クランクも合格をもらえた。そして次の課題であった坂道発進は何故か大得意で一発合格!

普通車免許MT保持者である。

しかし免許を取得してからもいろんなことはあった。まず対物事故2回。1回はT字路の出会い頭でタクシーと。すぐにタクシー会社の上司がやってきて、10:0の念書を書かされそうになったが拒否して正解であった。もう1回は少し渋滞中の見通しが良い直線道路にて。よそ見をしていたら、前の車にコツンとぶつかってしまった。相手の方がとてもよい方だったので、つい「いい方でよかったです」と言ったら「わたし、いい人ですよ。よかったですね」と言われた。いずれの事故でも双方ともにけが人が出なかったのが幸いである。自損事故は数知れず…。修理に出すと1ヶ月単位かかるというような傷などが出来たことも2,3回…。修理費もかかるし結局放置プレイである。

しかしこんなジョウビもゴールド免許保持者である。

 

以上今週のお題でした。

 

長文にお付き合いいただきましてありがとうございました。