野鳥の会に入会して、はや10ヶ月。こんなわたしでもバードウォッチャーを名乗って良いのだろうか…?
今週のお題「わたしは○○ナー」
※※ ご注意 ※※
ここから先、本当に元々野鳥にまったく興味がなかった素人が今年1月に野鳥の会に入ってからの様子が綴られています。
読んでいてご不快な思いをされる方もいらっしゃるかもしれませんし、怒りの感情を抱かれるかもしれません。基本的には笑って済ませられるものだと思いますが…。怒りの感情や負の感情についてのコメントは受け付けたくありませんので、読んでもコメントを控えていただきますようお願いいたします。お約束ください。
逆に、どなたさまもよいご意見があればぜひお寄せください!
まず、題名からして本来のバードウォッチャーからすればおかしなことを書いている。
「雀・鳩・烏」
真のバードウォッチャーであれば、けっしてこう書きはしない。
「スズメ・ハト・カラス」
である。
野鳥の表記は漢字でも平仮名でもない。カタカナでするものである。これは今年1月、はじめて野鳥の会に参加した時に会長から教わったことである。「ものさし鳥」についても教わる。いま考えても最初から充実した会であった。
そもそも野鳥には興味はまったく持っていなかった。
どちらかというとインドア派。
そんなわたしがアウトドア好きな先輩と月一で会うのだが、偶然昨年12月、野鳥の会の写真展に行こうとお誘いがあり出かけたのであった。そこでも興味を持てずにブラブラしていたが、帰り際に手作りの野鳥のミニ図鑑を無料で配布していたのを見た先輩が「せっかくだからもらっていきなさいよ!」とわたしに言ってくれ、それを見ていた野鳥の会の方が「地元の○○というところで毎月定期観察会をやっていますので、よろしければお越しください」とお声がけくれた。
次は1月上旬の定例会かぁ。どうしようかなぁ?朝早いし、寒いし、せっかくの休みの日だし、興味はまったくないし…。
年末は仕事も忙しくどうしようか考えていたが、年明けになり少し仕事量が減ってゆとりが出てきたらなんとなく行ってみてもいいかも?という気になってきた。興味がまったくなかったのにワクワクしてきた!
連絡係の方に、メモ帳と双眼鏡があるといいかもしれません、と言われあわてて用意。双眼鏡はおもちゃぐらいのものでもいいか?と先輩に質問したら「もうちょっとちゃんとしたものを用意しといた方が失礼に当たらないと思うよ」との事で、でもどれがいいのか分からず当たり障りのないところでPENTAXなら聞いたことがあるし、と思い5,000円くらいのものをネットで購入。おもちゃの双眼鏡でなくて正解であった。ホッ。
当日集合場所に着き、会長と連絡係の方に挨拶。本当にズブの素人だと伝えるが笑顔で返してくれ、とりあえずひと安心。
メンバーで挨拶をしてから定期観察会を始めたがわたしには分からないことだらけであった。
最初に遠目に見たちょっと丸くて黒い鳥。初めて目にする野鳥である。それはオオバンであった。メモをするがなかなか覚えられない。家に帰り興奮して家族に話をしたら「大判焼きのオオバン、と覚えたら?」とあっさり返された(笑)
その後心奪われたのがオスのジョウビタキ!
なんとも美しい!
(ちなみに最初の写真がジョウビタキのオスのノンホールピアスです)
この子がいなかったらわたしは野鳥の会を続けてこなかったと思う。それほど綺麗であった。
ちなみに、ニックネームのジョウビ、というのは、もちろんジョウビタキ、から来ている(*^^*)
いかんいかん、興奮してしまった…。
わたしは以前からなんとなくカワセミを見てみたいと思っていた。わたしの中で天然記念物であった。いまでもそうである。
ここは撮影の人気スポットであることも知っていたので、もしかしたらカワセミに会えるかもしれない!とドキドキワクワクしていた。カメラマンたちが何人もいる。真剣な面持ちで水面をじっと見つめている。え?そんなじっと見つめなくては見つからないの?いくら素人でも野鳥の会のメンバーには聞けなかった。カワセミを見たい、と言っているのにカワセミが青い鳥であるということしか知らないとは口が裂けても言えなかった…。
一人陰に隠れてこそこそスマホを触る。
「カワセミ」「大きさ」
17cm!
…え! そんなに小さいの!?
わたしの中の幻のカワセミは
体長4~50cmだった…(爆)
恥ずかしながらもそのことをメンバーに打ち明けてみた。みんな爆笑してくれた。
そこで冷笑でもされていたらわたしはこの会ともそれきりであったと思うが、こんな無知でおバカなわたしのことも笑って受け入れて(?)くれた温かく優しいメンバーだからこそ、わたしはこの野鳥の会に今もいられるのだと思う。
5月になって、オオバン以外の野鳥の区別を覚えた。
ウグイスとホトトギス。
一般人にとっては、ウグイスとホトトギスは名前こそ違えど鳴き方や容姿の違いは分からない。両者とも「ホーホケキョ」の世界である。その違いを野鳥の会で初めて知った。
ちなみに野鳥の会以外に、月イチでコーラスを習っている。本格的なものではなく本当に趣味でである。季節にあった歌を歌ったり、時世にあった歌を歌ったりする。5月には「ひまわり」の主題歌を、6月だったら「シェルブールの雨傘」を、であったり…。メンバーはわたしよりも年代が上の方がほとんどで、知らない曲が多い。映画音楽も多いが、もともとの映画も知らないことがほとんどである。予習できる時は映画を見ていくとても素敵な映画に巡り会えたりすることがある。中でも「シェルブールの雨傘」は秀逸であった…(涙)。また、見知らぬ曲に出会えることも本当に多く、思い切ってコーラスのクラスに入って正解であった。確か6月の課題曲であった「夏は来ぬ(なつはきぬ)」の歌詞にホトトギスが出てきたので、ホトトギスとウグイスの写真を印刷していったら皆さんに好評で、やはり鳴き声の違いも知らなかった。一般人にとってはそういうレベルなのである。
※ 2023/08/05追記
読み返して間違いに気づきました。持参したのはホトトギスとクイナの写真でした。クイナの写真を一目見たコーラスのメンバーが「あ!ヤンバルクイナだ!」と言っていたのを思い出しました。
10ヶ月も在籍していてまだこのレベル。
野鳥の会のメンバーや、野鳥にお詳しい方にとっては本当にごくごく当たり前で、赤ちゃんが知っているようなことに感じられるでしょう。しかし野鳥にまったく興味がなかった人間からすると、毎月の観察会に参加すること自体が楽しみでもあり、覚えることが出来なくてもキレイな野鳥を見るだけで癒されるのは事実なのです。そしてふだんの生活でまったく耳に入らなかった野鳥の声が気になってくるという嬉しい現象も起きるようになりました。
野鳥の会に入って10ヶ月経ってもこんな状態なわたくしジョウビです。
まる一年経ったらたぶん辞めます、と入会時に申し出てはいるのですが、いまは続けたいと思っています。
こんな不勉強で不良な野鳥の会会員でもバードウォッチャーを名乗っていても良いのか悩みます。いえ、自称バードウォッチャーを名乗ってもいいとは思うのですが、野鳥の会に居続けてもいいのかを悩みます。
(でもこんなレベルだと、自称バードウォッチャーになっても、野鳥の判別ができない…悩)
一般人の目線でお読みになられた方はたぶんふーん、という感じで読み終えられたと思われますが、野鳥の関係で読まれた方は、最初の注意書きを思い出されてください。
怒りを感じられていませんか?どうですか?
もし怒りを感じられていても、注意書きを思い出してください。怒りのコメントや負のコメントは送らないでくださいね。約束ですよ。
以上、ジョウビの「今週のお題」でした。
ここまでお読みいただきましてありがとうございました。
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